No.19 シリコンバレー視察5日目(最終日)
起業家精神養成コースの「シリコンバレー視察」も最終日となりました。
今日は夕方まで自由行動の後、
田舞のまとめの講義、更には食事を食べながら、
ご参加者の皆様の今回の体験からの気づきや学びの発表を行いました。
■シリコンバレー視察のまとめ
デコンストラクション(脱構築・解体)
これは、事業の定義・構造をこれまでとは異なる視点で捉え直して
新しいビジネスモデルを創り出すことです。
数々の変化、例えばグローバル化、ネットワーク化、規制緩和、IT化・AI化等によって
既存の「ビジネスモデル」が役に立たなくなることです。
では、デコンストラクションが我々に示唆することは何か?
① 今ヒットしているものでも必ずやどこかの時点で過去の遺物になってしまう。
② イノベーションや事業転換の遅れが致命傷となる。
③ どの業種・業態にも予想もしないデコンストラクションが起こるという備えが不可欠。
ウーバーがタクシー会社を潰したこと。ウーバーはITの会社です。
車関係でない会社がアメリカのタクシー業界を壊滅することを
誰が予測していたでしょうか?
井坂先生はこうおっしゃいました。
AIによって意思と弁護士の仕事の90%は消えると言われています。
そう考えると自分の仕事がほぼ全て自動化できると考えた方が良い。
そうであるとしたら、その時の「自分の価値、仕事の価値」は何か?
そこがポイントです。
なぜならば、考えついたことを伸ばし成長させて磨いていけば、
生き残っていけるからです。
その上で井坂先生はこうも仰いました。
しかしながら、自分(自社)のことはなかなか良く分からない。
故に、他業種の事を考え、話し合って教えてもらうと良い。
まさに起業家精神養成スクールの仲間は、素晴らしいつながりになるのではないか?
デコンストラクションが何をもたらすか、
1. 業界のポジショニングが代わる。
2. 新規参入者のチャンス
3. 業界が消える
4. 新事業の創造
だからこそ、顧客の「ペインポイント」がどの様に変化をしているか、
早く気づいてビジネスモデルを変化させていくことが重要です。
その為に顧客のインサイト(本音)の情報を自ら取りに行くことが必要であり、
柔軟に発想の転換をしていくことが大切になります。
顧客を取り巻く環境の変化、時代の変化に対応していく「スピード」、
自分の価値を高める為に、チャレンジ・挑戦し続けていく「ハングリーさ」
この2点の「気づき」を今回の体験から頂きました。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。