Vol.009 シリコンバレー視察セミナー3日目
今日は、起業家養成コースの「シリコンバレー視察セミナー」の3日目でした。
本日、まずはPlug and Play Tech Centerを訪問しました。
ここは、創業間もない起業家が350名~400名が集う施設です。
ちなみに、過去にここからGoogleやPayPalなど多くのベンチャー企業が巣立っています。
そして、ここで、NoPassword の視察です。
この会社は、パスワードのない世界を創ることをビジョンに、顔認証を生体情報として暗号化し、
ディバイスと人から取得した情報を用いて、独自の他要素承認を提供しています。
創業4年目、社員数25名の企業規模ですが、世界の大企業の活用があり、将来性、豊かな企業です。
ヒューレッドパッカード社の出身で、半導体技術の専門家でもあるMark Kato 氏の詳細な説明を聴けたことはとても贅沢でした。
また、オープンしたばかりのアップル本社敷地内にあるビジターセンターの視察です。
今日の学びのポイントです。
- スタートアップ(創業)するためには、アイデアをもったら、自分に出来ない事は、
周りの人に自ら動いて出来る人に協力をえること、人とのつながりが重要。この事を、NoPasswordの女性幹部は「歩いてドアを叩く」と表現され、
資金支援者をえるために100企業以上にアタックしたそうです。
与えられることが当たり前になっている日本人、人間関係がどんどん希薄になり、
幅が狭まる日本人では大きな差が生まれて当然です。 - 現在、日本ではシリコンバレーブーム的に、多くの訪問者がある。
ITバブルの頃と同様の雰囲気があるそうです。
しかし、日本人は訪問するだけで自己満足するひとばかりで残念とのこと。そして、私がショックだったのがPlug and Play Tech Centerのエントランスホールには、
時計が6つ掲げてあります。サンフランシスコ、ニューヨーク、ロンドン、ベルリン、シンガポール、シドニー・・・東京がない!!
この点を、Mark Kato先生に伺うと、「日本は相手にされていないからじゃないの?」と笑顔でバッサリ・・・ -
インテル博物館にて、半導体の技術にてインテルに貢献したのは日本人。
日本人はアイデアが素晴らしく、技術力がある。しかし、マーケティングが弱い。 -
アップル、グーグールの無人運転の実験車が公道を走るのを何度も見ました。
無人運転が当たり前になる時代が直ぐそこにある事を実感。 -
アップルの新本社を見る。(まるで、林の中の東京ドーム!)人工建造物にて、
人工衛星から確認できるのは、中国の万里の長城と、このアップルの新本社だけだそうです。
とにかく、デカい!尚、周辺に林がありますが、全て更地だったところに、植林して林にしたそうです。
時価総額112兆円の世界一企業のパワーに圧倒されました。
しかし、万里の長城を作った「秦の国」も滅亡したように、何事にも栄枯盛衰があります。
油断はできませんね。
明日は、シリコンバレーからサンフランシスコに移動です。
明日も楽しみです。