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2016.09.5

「日創研だより」(Vol.21)で、日本サービス大賞優秀賞(SPRING 賞)を 受賞された オーナー会員企業の株式会社アイグラン様をご紹介しました。

平成28年6月、日本サービス大賞 優秀賞(SPRING賞) 受賞

初開催の今回、約900件の応募から、主催者のサービス産業生産性協議会に設置された委員会による厳正な審査を経て、オーナー会員企業でもあるアイグラン様が受賞されました。
アイグランの重道社長に人材育成について伺いましたのでご紹介します。

株式会社アイグラン

代表取締役 重道 泰造
本部所在地 広島市中区光南2-1-20
業種 サービス業(保育事業)
従業員数
本社スタッフ 50名
保育スタッフ(正社員) 1,697名
保育スタッフ(パート) 1,202名
ホームページ http://www.aigran.co.jp/

経営理念 未来に貢献できる企業でありたい

アイグランの「グラン」とは、「母なる大地」を意味します。
皆が集い、支え合い、話し合いながら、共に成長する場所となることを社命にとの想いから、社名は「アイグラン」といたしました。
少子化がより深刻化している現在、子育てしやすい環境を整備し、未来を担う子どもやそのご家族はもちろん、保育園を運営する中で出会うすべての方が、『自分らしく輝いて生きる』ことの実現をお手伝いすることが、弊社の使命と考えています。
企業理念「未来に貢献できる企業でありたい」のもと、お子さまの心身の健やかな成長を支えるため、保育に取り組んでいます。

平成28年6月、日本サービス大賞 優秀賞(SPRING賞) 受賞

初開催の今回、約900件の応募から、主催者のサービス産業生産性協議会に設置された委員会による厳正な審査を経て、アイグラン様が受賞されました。

<サービス名>
利用者満足を追求する保育事業
~相手の立場に立てるかの追求~

ご自身の研修体験


日本サービス大賞を受賞する重道社長(右)

企業内インストラクター養成コース(TT)に参加したことで、自分の人生と会社が変わりました。それは、心理学(TA・交流分析)を学び、自分の人生を振り返ったことが起点となっています。幼い頃に寂しさを抱えていた自分の体験が、子どもたちに同じ思いをさせたくないという気持ちとなり、現在の保育事業への熱い思いの源泉になっていることを再確認しました。この気づきは、自分が企業経営や人材育成に取り組む上で、大きな心の支えとなっています。

研修を導入して始めたこと

TTで学んだ「人に光を当てる経営」の実践に向け、社内の表彰制度を整えました。当社では、地域に根ざした保育を大切にしていますので、理念に沿って、それを実現させている園と個人を高く評価します。園ごとにエントリーしてもらい、その取り組みを讃えて賞を贈るようにしています。
また朝礼ツール『13の德目』を活用した「ありがとう昼礼」も始めました。子どもたちのお昼寝中に行なうこの昼礼では、保育士さん同士が「ありがとう」の気持ちを伝え合います。慌ただしい保育の仕事の中で、心をほっと安らげるひとときとなっています。
保育業界の課題の一つに離職率の高さがありますが、その解決のカギは人間関係にあると思います。表彰やありがとう昼礼は、自己肯定感を生み、また明日も来たいと思ってもらえる環境創りに、大いに役立っています。

社員様が研修参加するときの工夫

最近では、先に受講した人の感想を聞いて、「自分も受講したい」といった声が多く聞かれるようになりました。希望者には、受講したい思いを私に向けてプレゼンする機会を与えています。そして、それに合格した社員さんに、可能思考セミナーを受講してもらうようにしています。こうすることで、より意欲的に学ぶことができていると思います。

人材育成にかける思い

“相手の立場に立った保育の実施”という思いを持ち、日本で一番の保育会社になると心に決めています。その実現には、一人でも多くの人材を育てていくことが重要だと思っています。
組織を株式会社としているのは、子どもたちと保護者の方々の一番の応援団として、柔軟なサービスを提供したいという想いからです。今後、ますます人口が減少していくことが予想されています。だからこそ、今がふんばり時だと考えて人材育成に注力し、民間ならではの存在意義を発揮していきます。正しい経営をすることで社会に貢献し、地方からでも日本一になれるということを示していきます。

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